最果てのイマ
●ゲーム詳細
| ゲーム名 | 最果てのイマ |
| メーカー | Xuse |
| 備考 | 語録 |
| お世話になったサイト | 愚者の館(攻略) |
●本体・関連商品など
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●製品紹介
参照
(Official Home Pageより)
●評価一覧
| 点数評価 | シナリオ | キャラ | グラフィック | エロ | 音楽 | ボイス | 効果・演出 | ゲーム性 | システム |
| 79 | 7 | 8 | 9 | 7 | 6 | - | 7 | - | 5 |
前注:ロミオ=この作品のシナリオライター
果てしなく文学的なストーリー。
ここまで俗っぽさを突っぱねた作品を俺は知りません。
製作スタッフの力関係は、もう完全にロミオの独壇場といっていいでしょう。
正直なところを書けば、期待はやや裏切られました。エンターテイメント色が欠けています。
まずその原因の一つとして、伏線があまりにも多すぎて錯綜したということがあります。意味不明な伏線が作中にはあちこちに見られ、今ひとつ、一個の作品を読み進めている感じがしなかった。1/6ないし1/5ぐらいのテキストは伏線だったんじゃないですか。状況自体が意味不明なシーンもいくつかありました。
まあそんなだから、きっと終盤になるにつれて解き明かされていくんだろうなと思っていたらそういうわけでもない。むしろ後半になるにつれてドンドン謎が増えていきます。人物もやたら増えていくし。それぞれを識別して残留意識することも可能なんですが、いささか。冒頭のお茶会などは、誰が誰やらさっぱり分かりませんでしたよ。
伏線が多いのはいいんですよ。伏線とは、それを解き明かしていく段階での爆発によって、推進力を得て読者を楽しませるために張られるのですから。我々は伏線を見ることで、その爆発を期待することができる。ひぐらしのような、伏線自体が衝撃と楽しみの役割を果たすこともありますが、基本的に伏線というもののは爆発のためにあります。
が、その解消が遅すぎた。加えて、経過が冗長すぎました。その冗長の原因は、多くの雑学をロミオが盛り込んだからです。本当にロミオは知識があるんだなぁ、と俺は感心しきりでした。勉強になりました。時に、知識のひけらかしに思えることもありましたが。
さすがに終盤になってくると、小難しいことが鬱陶しくなってきました。本編はてんで不可解だし、TRUE ENDは新しいことが出て来すぎて性急。それでいてあの落とし方となれば、おいおい、それはないんじゃないの? という感情も禁じえない。TRUEで、かなりぶった切られてるんですよね。本編が。TRUEを終える頃には、本編が希薄化している。
新しい概念が多発してきて、ああロミオは、TRUEのこの構想をゲームにしたかったんだろうなぁと感じました。イマという骨子要素が、物語において自己主張ができていない。こいつは面白いな、と思った発想を持ってきて、ぶっちゃけキャラクターは後付けのようにも思えました。さながらマブラヴエクストラのように、前哨のような。
雑学とか概念とかを楽しめる俺はいいんだけど、そういうの嫌いな人にとっては苦痛以外のなにものでもないだろうと思います。
エロも、まあ純愛しかないからかもしれないけど、薄い。つーかエロまでロミオ調で書かれてるので、数Vの教科書見てオナニーしてるような感覚が多少ありました。オナってる最中に辞書を引く。それがロミオ作品の真の悦びである。俺はそう受け取りました。
絵は非常にうまい。エロCGの枚数がビビる少ないですけど、それもまあ作品の色を考えれば自然なことかも。しかしジーンのエロがないのは問題だと思います。
全体として、凡百からの脱却はできているが、感銘を受けて涙する域ではなかったという感想です。面白いんだけど、話を通しての満足度はと問われると、コメントに困る。そんな出来だったですね。
まあ実験作である可能性もあるし、本人のやりたいことをやってやった!というシロモノなのかもしれません。それだけの密度を誇る作品であったことは保証いたします。
オマケ
また語録を作ってしまいました(笑)
非常に苦労しました(笑)。暇があればご堪能あれ。