沙耶の唄


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●ゲーム詳細
ゲーム名 沙耶の唄
メーカー Nitro+
備考 2003/12/26発売
管理人作・語録へのリンク
●本体・関連商品など
沙耶の唄
[ゲーム][本体]
「ただいま、沙耶」
廉価なので非常にオススメ。
沙耶の唄
オリジナルサウンドトラック
[音楽][サントラ]
サイコな世界観に満ちあふれたサウンドです。
EDテーマ「ガラスのくつ」は必聴。
ちなみに、曲名は全部「S」で始まる。




●製品紹介
爛れてゆく。何もかもが歪み、爛れてゆく

交通事故で生死の境をさまよった匂坂郁紀は、
いつしか独り孤独に、悪夢に囚われたまま生きるようになっていた。
彼に親しい者たちが異変に気付き、
救いの手を差し伸べようにも、
そんな 友人たちの声は決して郁紀に届かない。
そんな郁紀の前に、
一人の謎の少女が現れたとき、彼の狂気は次第に世界を
侵蝕しはじめる。
(Official Home Pageより引用)


●評価一覧
点数評価 シナリオ キャラ グラフィック エロ 音楽 ボイス 効果・演出 ゲーム性 システム
108 10 10 -
 俺をして、過去最高のエロゲと言わしめる恐ろしい作品でした。
 もう、全てがやばい。何というか、もうおかしい。言葉にするのが難しい。
 これほどまでに凄まじい作品に俺は出会ったことがありません。
 手放しでべた褒め。
 さて、詳しいことはシナリオ欄で述べたいのですが、一つだけ注意すると、
 グロがダメな人はやめた方がいいです。
 スプラッタ系の表現・CGがわんさか出てきます。
 音楽との相乗効果で、下手すると吐きます。
 俺も夢に出ないか心配だ。


 これだけは確かです。
 俺にとってはかつてないほどの最高傑作だった。
 もう、ホント、最高だった。



●ジャンル別評価
シナリオ 10
その他留意点
特になし。
 もう、鬼哭街を超える出来だった。
 テキストに散見される語彙の豊富さには、相変わらず凄いと唸ること必至。
 医学に関して圧倒されたかと思えば、銃知識、車の細かな描写、情景描写、心の機微の描写、言い回し。
 もう貴方はパーフェクト超人ですか? と言いたくなるほどのライターの技量が窺えます。
 また例の如く、あまりに感動したので沙耶の唄語録(というか辞書)を作ってしまいましたよ。


 さて、私情を少しばかり抑えまして、シナリオに関して少々遠くから見つめてみたバージョンのお話をしてみましょう。
 まず何を置いても、グロい世界観は圧倒されます。これ系がダメな人は、きっとこの話もダメなんじゃないかと思います。
 全体の70%強は、どこかグロさに溢れています。
 俺もプレイしてて3時間ぐらいまでは吐きそうになりました。
 後述しますが、背景とかもシャレになってないんです。
 それをこんなにもテキストでビシビシ書かれては、もう嘔吐感も湧き上がるっちゅうの。
 次いでキャラの機微です。キャラの心理描写や行動シミュレートは、十分にプレイヤーを納得させるだけのものであったと思います。
 ああ、こういう行動に出るわけか。すげぇなぁ、と驚きの連続でした。
 もう、畏怖しまくりでした。

 ただ少し難を言うなら、エロシーン前後でのキャラの動向が不自然であったところでしょうか。
 鈴見のオッサンが沙耶を襲うところなんか、どこか変な感じしましたよ。
 瑶もなんかおかしな立場になってたし。あんなんアリなのかしら。

 伏線の明かし方はお見事。どのエンディングにも説得力があり、なるほどと首肯するものでした。




グラフィック
その他留意点
特になし。
 もう、すごい。
 俺は絵にはあんまり関心ないんですが、こんなん見せられたら放置なんかできるかい(笑)。
 率直に申し上げます。

 グロい。
 グロくて巧い。
 グロくて巧い絵のなんと恐ろしいことか!

 広報のあの沙耶の笑顔を真に受けてはいけませんよ。
 わぁ〜、犬みたいで可愛いコだなぁ〜なんて思ってプレイすると地獄を見ます。
 あれはほとんど詐欺に近いです。
 本気で怖かった。
 あんな世界に住んだら、もう2秒で発狂ですね、俺。




エロ
その他留意点
特になし。
 なんというか、アブノーマルもくそもゲーム全体がアブノーマルなので、どうしたらいいのかわからんという(笑)。
 エロは、貴方、絶対ヌけないと思うんですが。文脈的に。
 もし沙耶の唄のエロで抜いたという人がいましたら、胸を張っていい。貴方は強すぎる。

 正味、エロはその背景がアレなだけに萌えらんないです。というかこのゲーム、ライターは相変わらず萌えとは無縁よな。
 テキストの一部としてのエロ、という位置付けとして楽しまれるが吉です。




音楽 10
その他留意点
ガラスのくつ(★★★)
最高。この優しいような薄ら寒いような曲調がエンディングにピッタリ。

沙耶の唄(★)
なかなかよかった。が、ボーカル曲としての認識はあまりない。
 音楽が、これまた実は恐ろしく凄い。
 もはや音楽というべきでないかもしれないノイズ的なBGMです。
 エレキギターでここまで奇妙な音楽を作れますか、という感じですよ。
 恐怖。
 ホント、BGMとしての徹し方は最高でした。
 EDの曲もすっげーいいの。




ボイス
その他留意点
特になし。
 声そのものより先に、声の使い方について少し論じてみます。
 台詞がテキストとして出ないボイスというのがすごく味があってよかったです。
 沙耶が郁紀のカルテを繰ってる時とかね。
 あと(互いにとって)裏側の奴の声の表現とか。すごく狂気が溢れてて好きですね。


 さてさて、各キャラのボイスですが、すごくいいです。
 主人公はあの、いつも名前を変えまくってる人ですが(笑)、今回は氷河流という名前で参加のようです。これで分かる人は分かってください(笑)。
 偶然にも、青海役が、つい昨日やった「つばさのうた」のルティエル役だった海原エレナさん。
 さすが声優、という感じでした。全然気がつかなかったです。
 総括して、声はたいへん素晴らしかったです。




効果・演出
その他留意点
特になし。
 かなり高レベルでした。
 文章の効果に入れるか、文章自体の評価に入れるかに悩みましたが、文章の効果として話を進めてみたいと思います。
 というのも、奇怪な方の声のテキストでの表し方です。
 なんか文字化けのようで、どことなく意味の取れる書き方。これは巧いと思いました。

 画面効果とかに目立ったものはなかったんですが、目を見張ったのは効果音。
 携帯の留守電サービスだったり、ボイスの項目でも触れましたけど、テキストに表示されない声であったり。
 これはすごい演出だなぁと思いました。




ゲーム性 -
その他留意点
特になし。
 バイオハザードになってまうがな(;´Д`)




システム
その他留意点
特になし。
 シーン回想機能とかはなし。いらんけど(笑)。
 CGモードとサウンドモードがついてます。まあ標準装備ですね。
 やってて不満はなかったけど、惜しむらくはメッセージ履歴を見た時に、右クリックで戻れなかったことかな。
 これだけが心残りでした。





キャラクター
主要キャラ萌えメーター
キャラ名 ダメ 普通 萌えゾーン 死に繋がるゾーン 神に与える名
怒髪天 スルー 普通 いいね 微萌 激萌 吐血 死去 成仏 オリジナル称号
沙耶
ヨウ
青海
主治医
 沙耶いいよね。
 肉といえば!みたいな(笑)
 今ではもはやギャグキャラになってしまった耕司も、脇役とは言えないほど物語の根幹を成しちゃってますね。

 出てくるキャラの数自体が少ないのがよかったな。覚えやすいし、無駄がない。